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「海の絆」校歌で融合、函館水産高と前身校 後輩ら横浜で24日披露/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年10月22日 23:12

北海道函館水産高校(北海道北斗市)の校歌と、同校の前身で1935(昭和10)年に閉校した函館商船学校の校歌を融合した曲が24日、商船学校製作の帆船模型が展示されている横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)で完成後初めて披露される。水産高校の教諭らが商船学校の校歌を復元する活動を続けてきたが、すべては分からず、「判明した部分だけでも」と作曲家に依頼して編曲してもらった。

水産高校の我妻雅夫教諭(60)は昨年6月、商船学校最後の卒業アルバムが横浜市中央図書館に寄贈されることを聞いた。アルバムを見ると、同校の3番までのすべての歌詞と、楽譜が掲載されていた。

水産高校を卒業した弟を持つ作曲家・作道幸枝さんにピアノ演奏を依頼したところ、楽譜は1番の半分程度までしかないことが分かった。「『一部でも掲載しておこう』という意向なのか、それとも勘違いしたのか…」と我妻教諭。すべての楽譜を追い求め、国立の公文書館や国会図書館などにも足を運んだが、分からずじまいだった。

「楽譜がいつ判明するか分からない。でもせっかくなら、一部でもメロディーを聴いてもらいたい」。水産高校は土地も校舎も、商船学校を引き継いだ過去を持つ。ならば校歌も-。2校の校歌を合わせて1曲になるよう依頼し、作道さんが約1カ月かけて編曲した。

「曲調が違うため、初めて聞いた時は違和感を覚えた。だが2回目からは不思議としっくりきた」と我妻教諭。「校名は違えど、シーマンシップは受け継がれている」との思いから「海の絆」と名付けた。

曲が披露される横浜港大さん橋国際客船ターミナルには、商船学校が1913(大正2)年に教材として製作した帆船模型「北光丸」が展示されている。実際にすべての帆を張ることができ、教室にいながらにして帆船の動きを学ぶことができる。

24日は水産高校の生徒らが修学旅行の一環としてターミナルを訪問。午後2時半ごろから、北光丸の前で、代表の生徒が2校の校歌の歴史について説明した後、「海の絆」をピアノで演奏。先輩らが勉強のために使った模型の前で、後輩らが2校のつながりに思いをはせる。

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