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【台風26号】住宅地で崖崩れ、巨石が玄関直撃/鎌倉

社会 神奈川新聞  2013年10月16日 23:33

大型で強い台風26号の影響で、鎌倉市植木で起きた崖の崩落。巨大な岩石が、一戸建て住宅の玄関先まで落ちてきた。「けが人がなかったことが奇跡」「二次災害、三次災害が心配」。藤沢市との市境にある閑静な住宅地の住民は、自然の脅威に震え上がった。

16日午前4時半ごろ。高さ約6メートルの岩石が会社員石塚克利さん(46)の自宅玄関を直撃した。「寝ていたところ急に『どどどどーん』と地響きのような、爆弾が落ちたようなごう音と衝撃が走った」。発生当時は土砂降りで真っ暗闇。明るくなるにつれて状況がつかめてきた。6年前に住み始めたばかりの2階建ては、窓ガラスが割れ室内に散乱、乗用車も岩に押しつぶされて大破した。

妻と長男が一緒にいたが、けがはなく無事だった。だが、「さらに崩れるのではないかと怖い。前々から崖に縦横の地割れが入り亀裂が見えていた。『危ない』と市に伝えたこともあったが、『防御ネットを張っているので大丈夫だろう』との回答だったのに…」と、ぼうぜんとした様子で話した。

倒れた電柱で屋根が損壊した近隣住宅に住む主婦は「竜巻か雷か地震か…。ものすごい大きな音に『わー!』と叫んで跳び起きた。外に出たらこんなことになっていた」と恨めしげに岩石を見上げた。「この辺りは皆、分譲されて数年の新しい住宅。うちもオール電化だからすべてが止まってしまった」と、疲れた表情を見せた。

大船署によると、台風の影響で高さ約20メートルの崖が崩れ、高さ6メートルの岩石などが落ちた。弾みで電柱が倒れた。現場はJR大船駅西口から北西へ約2キロの住宅地。鎌倉市が発行する「土砂災害ハザードマップ」で、崖崩れへの注意が必要な「土砂災害警戒区域」に指定されていた。

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