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心染みる熟年ハーモニー、男声合唱団が3年ぶり単独コンサート/横須賀

社会 神奈川新聞  2013年10月14日 19:21

3年ぶりの単独コンサートに向け、練習を重ねる合唱団「こーる・ばった」のメンバー=横須賀市深田台の青少年会館
3年ぶりの単独コンサートに向け、練習を重ねる合唱団「こーる・ばった」のメンバー=横須賀市深田台の青少年会館

横須賀を拠点に活動を続ける男声合唱団「こーる・ばった」が3年ぶりに単独コンサートを開く。1987年に男性のみで結成された同合唱団は、今や市内外のコンサートなどに引っ張りだこ。ぬくもりある「熟年ハーモニー」が高齢世代の心に染み渡る。

ピアノに合わせ、低く、重層的な歌声が響く。19日のヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市本町)での本番に向け、メンバー18人の熱気がこもる。

合唱団は指揮者であり指導者の井守征子さん(71)の力添えもあってスタート。団名の「こーる・ばった」は「鳴かないバッタを鳴かせてみよう」(井守さん)との思いが込められる。定年後の人生を心豊かに過ごそうと合唱に生きがいを求める団員18人は平均年齢75歳。定年前の職業は教員や銀行員、メーカー勤務などさまざまだ。

メンバーであり、今回のコンサートの実行委員長の長井興一郎さん(73)は「自分も含め、最初は音符も読めない人ばかりだった」という。だが、週1回2時間のレッスンで、日増しにコーラスの精度を高めていった。

2010年12月に初めて開いたコンサートは、会場で立ち見が出るほど観客が集まったという。長井さんは「高齢化が進み、年々、お客さんが増えている。自分たちとほぼ同じ年齢の人たちが『行ってみようか』ってなるんだと思う」。

2度目の単独コンサートとなる今回は、全20曲を用意した。作曲家遠藤実さんの名曲選や外国唱歌、さらに手作りの「小音楽劇」も披露する。

年を取るにつれて歌詞を覚えるのも時間がかかるが、最高齢の山口政男さん(86)は「のどが強くなったし、健康にもいい」と笑い飛ばす。長井さんは「コンサート後に達成感があるし、『自分たちはこんなことができる』と自信もつく。それは何歳になっても変わらない」と多くの来場を心待ちにしている。

入場無料、開演午後1時。問い合わせはセカンド・コンサート実行委員会の長井さん電話046(865)8549。

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