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みんな江田幹事長更迭 党内激震「信頼が崩壊した」

政治行政 神奈川新聞  2013年08月08日 00:27

8日で結党から丸4年となるみんなの党に、激震が走った。結党以来、渡辺喜美代表とともに党の顔であり続けた江田憲司幹事長が更迭された。

7日、参院議員会館で開かれた両院議員総会。かねて新執行部人事断行を表明していた渡辺氏は冒頭、意を決したように語り始めた。「熟慮に熟慮を重ねた。党改革、党融和、新しい党の方向性を実行するための人事だ」。最終的にはこの日の午前中に固めたという新人事構想。江田氏は完全に外れていた。

総会後、渡辺氏は「方向性が違ってしまった。信頼が崩壊した」と更迭理由を説明。日本維新の会との選挙協力をめぐる方向性の違いや、参院選投開票日に江田氏が維新や民主党の幹部と意見交換したにもかかわらず報告がなかったことなどを挙げ、「党内融和が図れない。党改革も幹事長の権限拡大になる危うさを感じた」と吐露した。「ときに単独で行動する。我慢に我慢を重ねてきた」とも語った。

ほぼ同時刻に始まった江田氏の会見。「抜本的な党改革は緒に就いたばかり。道半ばで職を解かれたのは誠に残念」-。口をついて出たのは党改革に懸ける思いだった。「決して政界再編に絡めた意図はなく、純粋に公党のガバナンスを確立する問題意識だった」。

参院選後の役員会で党の政治資金運用の在り方や公認手続きなどを問題視し、渡辺氏の党運営を「渡辺個人商店」と批判、「党を株式会社化し上場するのが役割」と言ってはばからなかった。

実際、党改革は進展し始めていた。5日の両院議員総会で、政治資金運用の透明化は大筋で了承。6日には公認手続きの在り方について、自ら役員会に提案していた。

党改革の必要性を訴えていた県内の若手衆院議員は江田氏の更迭に「気持ちの整理がつかない」と複雑な表情。国民運動委員長として役員会メンバーとなった松沢成文氏は「自分たちが信任した代表の人事に従うのが組織の在り方。決まった以上、まとまっていかなければ」。党財務委員長の中西健治氏も「大切なのは風通しのよさ。新人事でも党改革推進の流れは変わらない」と強調した。

今後も党内で一兵卒として活動するとした江田氏。「わたしが提起した党改革をあくまで断行してほしい。監視、検証し、折に触れ提言していく」とし、新執行部には「アジェンダの実現、党改革の断行、政界再編の進め方で結果を出すかどうかで評価させていただきたい」。フリーハンドを得た江田氏は吹っ切れた表情でこう言った。「幹事長を4年務め、ほっとしているのも事実。当面自由にやらせてもらう」

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