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相模原公園で初のチョウ生息調査、51種類を確認、特別展で紹介/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年07月30日 23:15

園内で捕獲したチョウの標本を手にする岩野さん(左)、次田さんと特別展の写真パネル=相模原市南区の県立相模原公園サカタのタネグリーンハウス
園内で捕獲したチョウの標本を手にする岩野さん(左)、次田さんと特別展の写真パネル=相模原市南区の県立相模原公園サカタのタネグリーンハウス

樹木の多い県立相模原公園(相模原市南区)でチョウの生息調査が行われ、珍しいチョウを含む51種類が確認された。県内中心にチョウの愛好家らでつくる「相模の蝶(ちょう)を語る会」の会員が、昨年9月から観察してきた成果を中間報告としてまとめたもので、公園が貴重なすみかになっていることが分かった。園内のサカタのタネグリーンハウスで31日から開催する特別展「相模原公園の蝶たちとそのくらし展」で紹介される。

調査したのは、相模の蝶を語る会の代表で日大生物資源科学部教授(応用昆虫学研究室)の岩野秀俊さん(61)や、会員の次田章さん(67)ら計5人。ボランティア調査員として四季折々に足を運び、観察を続けてきた。

岩野さんは「相模原公園で約10カ月かけた本格的な生息調査は初めて。狭い範囲(公園面積23・8ヘクタール)でこれだけの多くのチョウの種類を確認できるとは」と驚きの表情を見せる。

珍しいのは、ミヤマチャバネセセリ。白紋の羽が特徴で、河川敷で生息しているため「まさか台地の公園にいるとは思わなかった」と話す。季節で羽の模様が変わるアカボシゴマダラは中国大陸産の外来移入種で「5年ぐらい前までは公園にいなかったチョウ」と、繁殖力の強さを危惧する。

次田さんはことし1月、越冬するチョウのウラギンシジミを撮影。「シラカシの葉裏にしがみついているのを見つけた」という。クヌギ林で生息するウラナミアカシジミや、暗い茂みにいるクロヒカゲ、春から秋にかけ南の地へ移動する渡りチョウのアサギマダラなども確認された。

園内のチョウ51種類は写真パネル(A4サイズ)160枚を使って、撮影した季節順に並べたほか、花壇・広場、林など観察場所ごとに紹介する。捕獲したチョウの標本も展示する。

特別展は8月18日まで。月曜日休館。入館料は大人200円で、65歳以上と高校生以下は無料。期間中の4日にチョウの自然観察会、11日には岩野さんを講師に「チョウと仲良しになろう」と題したお話会が開催される。問い合わせは、同公園管理事務所電話042(778)1653。

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