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ビーチでのクラブイベント禁止、鎌倉・由比ガ浜も/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年07月25日 00:17

鎌倉市の由比ガ浜海水浴場で「クラブイベント」が、海開き後間もなく「風紀の乱れ」を理由に全面中止されることが24日、分かった。近隣の片瀬海岸西浜海水浴場(藤沢市)では3月、「音楽全面禁止」を打ち出し、今夏は音楽イベントが一切開催されていない。影響でビーチの「クラブ化」が鎌倉にも及んだ格好で、関係者が規制に乗り出した。

由比ガ浜海水浴場を含む鎌倉市内の3海水浴場6組合で構成する「同市海水浴場連絡会」は今夏、海の家での音楽について、事細かく自主規制を徹底することで事前に合意していた。西浜海岸のクラブ化が問題視されていたためだ。期間中に音楽イベントを7回以上開催する海の家は防音を徹底し、各組合長の承諾を得てイベントを開催するよう義務付けることにした。さらに由比ガ浜では、入れ墨やタトゥーを露出した利用客の入店を断ることで統一した。

こうしたルール化で、7月9日に海開きしたが、ビーチの変化は想定を超えていた。関係者は「西浜の音楽禁止で案の定、客層が一変してしまった」と話す。

一部の海の家では、ダンス音楽が大音量で流され、ミラーボールが回転。店の周囲には若い男女が立ち並び、タトゥーや入れ墨をあらわにする者も少なくない。酒を飲み、互いに言い争う男たちも散見される。

「由比ガ浜茶亭組合」の増田元秀組合長は「クラブイベントが開催されると、結果的に風紀が乱れる」と、突如として今夏から様変わりした状況に眉をひそめる。

懸念するのは地域への影響だ。「由比ガ浜の場合、地元客の割合がとても高い。全体の客足が遠のくことは絶対に避けたい。エスカレートさせるわけにはいかない」と、22日付で「クラブイベント中止」方針を各海の家に伝えた。

一方、突然の規制にイベント主催側からは「チケットは売ってしまったが、どうすればよいのか」など問い合わせが相次いでいるという。海の家のクラブ規制をめぐってはインターネット上で「モラルを守れないなら規制は仕方ない」「中止はやりすぎ。クラブは若者文化」といった賛否の声が出ており、波紋が広がっている。

昨年までクラブイベントが一部の海の家で頻繁に開催され、週末には若者が殺到、騒音やけんかなどのトラブルが問題視されていた片瀬海岸西浜海水浴場は一転、静かになった。今夏は地元組合が流す「FMヨコハマ」がほぼ唯一の音楽となっている。

◆クラブイベント

明確な定義はないものの、音楽をかけるディスク・ジョッキー(DJ)が大音量でダンスミュージックを次々と流し会場の男女が重低音のリズムに合わせて踊る催し。都内などのクラブでは一晩中踊り続ける企画も少なくない。厳密には風営法上の許可が必要とされるケースもあり、都内では警察に摘発される店が出始めている。海の家では、ダンスフロアがある建物の外で酒類を提供する店もある。

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