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藤沢市民病院内に救急WS完成、救命率向上へ救命士24時間常駐/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年07月24日 00:35

藤沢市民病院(藤沢市藤沢)内にある救急救命センター隣接地に、県内で初めて救急救命士が24時間常駐する「救急ワークステーション(WS)」が完成した。8月1日から本格稼働する。高度な救命措置ができる救急救命士らと医師が連携を深め、状況によっては医師が救急車に同乗し患者の元へ駆けつける。救急救命士の研修を兼ねる機能も備えている。さらなる救命率の向上が狙い。

病院の救急救命センターに救急隊が常駐する仕組みは県内初、全国で11カ所目になるという。建物は鉄骨造3階建て(総床面積約400平方メートル)。会議室や更衣室、仮眠室、食堂、シャワー室などを備えている。

救急救命士3人一組が24時間常駐する。救急救命士が病院実習中の場合は救急WSの担当者が出動する仕組み。

救命業務の多様化、高度化に伴い、救急救命士に求められる能力も高まっている。救急WSでは、3人一組が救急出動態勢を維持しながら、病院内で実習する時間を確保できるようにするという。

また、119番通報の内容に応じて、医師が救急車に同乗できるため、救命率の向上も期待されている。現場の救急救命士が、医師から直接指導を受けられるようになる。大規模な災害が発生した場合には、医療機関と救急隊とが連絡調整する場にもなるという。

同病院救急救命センターの阿南英明センター長は、「これまで病院側は一方的に患者を受け入れる『受け身』だったが、これからは積極的に医師が現場へ出向くこともできるようになる。救急隊と医師とが、互いに顔の見える関係を築くことで、連携を深められる」と指摘。医師が市内のどこを救急車が走っているかについても把握できるようになり、「市内全域をより素早く目配りできる」と効果に期待する。

23日に行われたセンターの完成式典で、鈴木恒夫市長は「災害は多様化、複雑化している。今まで以上に救急機能の充実が求められている。救急隊員の研修の充実は欠かせない。センターの稼働で、市民の安心、安全をより充実させたい」と話した。

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