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猿島の崩落巨石を分解、市の「保存」連絡が不徹底/横須賀

政治行政 神奈川新聞  2013年07月24日 00:27

横須賀市の無人島、猿島に残る軍事要塞(ようさい)遺構の砲台構造物から崩落して公園内の通路に落ちた巨石が、歴史的な価値を重視して保存される方針が決まっていたのに、市の連絡不徹底が原因で、現場の工事業者によって分解されていたことが23日、分かった。市は猿島の史跡指定を目指しており、分解された巨石も将来的に復元可能として、島内に保存する。

猿島では6月の大雨と強風で、砲台構造物の一部で直径1・5メートルの巨石が、カラスザンショウの倒木とともに通路に落ちた。構造物は要塞の弾薬庫から砲台へ弾薬を持ち上げる「鶴頸揚弾機(つるくびようだんき)」の一部で、安山岩を切り出したものと鉄材で構成されている。

島内の公園を管理する市緑地管理課は業者に倒木と落石の撤去工事を発注。現場が狭く、重機が入らないとして、巨石は分解して持ち運び、復元する方針を決めた。その後、遺跡を管理する市教育委員会が「石は重要な構造物」として、当面はその場で保存し、将来復元することを決定。7月9日に緑地管理課に伝えられ、同意を得ていた。

だが、この方針変更が現場に伝えられないまま、工事をしていた業者が当初の予定通り16日、巨石を三つに分解した。市緑地管理課は「連絡が不十分だった。今後はないようにする」と陳謝。市教委は「安山岩や鉄材などの部分が保存されていれば復元は可能」としている。

猿島は東京湾で唯一の自然島で、明治時代からは砲台が整備され、湾内の防備を担った。

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