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13神奈川参院選:被後見人選挙権が回復、茅ケ崎の米田さん「社会の一員再認識」

政治行政 神奈川新聞  2013年07月22日 02:00

10年ぶりに票を投じる米田さん。気を引き締めて赤色のネクタイを締めた=茅ケ崎市内の投票所
10年ぶりに票を投じる米田さん。気を引き締めて赤色のネクタイを締めた=茅ケ崎市内の投票所

公職選挙法の改正で成年後見人が付いた人の選挙権が今回の参院選から回復し、茅ケ崎市内の障害者グループホームに暮らすNPO法人職員・米田光晴さん(64)が21日、10年ぶりに投票した。「社会の一員であることを再認識した」と喜びに浸った。

米田さんは軽度の知的障害があり、漢字の読み書きができない。このため、午前中に足を運んだ市内の投票所では、補助者が選挙区と比例代表それぞれの記載台で政党名と候補者名を読み上げた。投票先を確認して補助者に代筆してもらい、自らの手で投票箱に待望の1票を投じた。

2002年に障害者施設を離れ、1人暮らしを始めた。03年に後見人が選任され、選挙権を喪失。同年4月の茅ケ崎市議選以来の投票だった。

米田さんは、障害者が地域社会で独立できるだけの所得が保障される制度を望んでいる。テレビのニュース番組で各党の政策を聴き比べ、投票先を決めた。「(選挙は)国民自身の生活に跳ね返ってくる。慎重に選んだ」と1票の重みをかみしめた。

同ホーム職員に、投票の様子を動画で撮影してもらった。自らも運営に参加するインターネット放送局に投稿するつもり。選挙権喪失が「違憲」と判断された訴訟も支援しており、「(選挙権回復が)障害者の地位向上と社会参画の弾みになればいい」と期待した。

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