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熱中症搬送、県内は79人/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年07月10日 23:44

神奈川新聞社の集計では、10日午後7時現在、県内で熱中症とみられる症状で救急搬送されたのは計79人に上った。

厚木市の市立小学校では午後0時半ごろ、体育館で体育の授業を受けていた5年生が頭痛や吐き気を訴え、女児5人と男児1人が病院に搬送された。女児2人が中等症。

自治体別の搬送者数は横浜市26人、川崎市12人、厚木市10人となっている。

◆「小まめに水分補給を」

平年よりも15日早い梅雨明けとなった6日以降、県内でも気温が急上昇し、熱中症とみられる救急搬送者が相次いでいる。専門家は「体がまだ暑さに適応できていない今が特に危険」と指摘、有効な熱中症対策を取るよう呼び掛けている。

「熱中症は、意識することで予防できる」と話すのは、水分管理の専門家で、熱中症に詳しい県立保健福祉大の谷口英喜教授。熱中症は、その前段階の脱水症の予防が重要で、対策としてはまず、小まめな水分や塩分の補給を挙げる。

特に「子どもと高齢者は積極的な対応が必要」と谷口教授。成長過程の子どもは大人よりも多くの水分が必要な上、身長が低く高温となった地面の影響を受けやすい。一方、喉の渇きを自覚しにくい高齢者は、体力の低下もあり、気付いたときには重症化している場合も多いという。

室内でも注意が必要だ。9日には横浜市内で、自宅でエアコンを使用していなかった80代の女性が熱中症の症状を訴え、重症と診断された。「梅雨明け後すぐは、急上昇した気温に体が適応できていない」と話す谷口教授は「我慢せずに適切にエアコンを使い、意識して定期的に水分補給を」と呼び掛ける。

横浜気象台によると、6日以降、横浜や海老名では10日まで5日連続の真夏日に。真夏並みに発達した太平洋高気圧が関東を覆い、南からの暖かい空気が流れ込んでいるためで、海老名では7日に今年最高となる34・4度、8日には横浜で34・7度を観測した。涼しい海風の影響などで、35度を超える猛暑日にはなっていないが、暑さは来週にかけてしばらく続く見込みという。

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