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マルコ・ポーロが見た東西交流、ユーラシア文化館で企画展/横浜

社会 神奈川新聞  2013年06月22日 11:35

東方見聞録」は、活版印刷の普及とともにいろいろな意匠を凝らして出版された=横浜ユーラシア文化館・企画展示室
東方見聞録」は、活版印刷の普及とともにいろいろな意匠を凝らして出版された=横浜ユーラシア文化館・企画展示室

13世紀のアジア・ヨーロッパの東西交流の様子をたどる展覧会「マルコ・ポーロが見たユーラシア 『東方見聞録』の世界」が、横浜市中区日本大通の横浜ユーラシア文化館で開かれている。ことし、開館10周年を迎えた同館の記念特別展。各国で出版された「東方見聞録」や地図、陶器など約200点に及ぶ資料を展示している。

ベネチアの商人、マルコ・ポーロによる同書は、黄金の国・ジパングを欧州に紹介し、後の大航海時代にも影響を与えたベストセラー。1270年にベネチアを出発後、中国に至り、帰国するまでの25年間の体験談だ。口述筆記されたものが写本で広がり、各国語に翻訳された。さらに、15世紀の活版印刷の普及もあり、広く流通した。

行きは陸路、帰りは海路という長大な旅は、チンギスハンに始まるモンゴル帝国(元朝を含む4国)がもたらした安定が可能にした。

マルコは、モンゴル各地での紙幣経済の採用やジャムチと呼ばれる駅伝制度などの先進的なシステムを、驚きとともに紹介。商人の視点から、真珠の流通ルートも詳しく述べた。

「マルコの情報は、その後の世界の姿も変えました。地図にどんな形で日本が登場していったかも展示で楽しめます」と竹田多麻子学芸員は話している。

同展は30日まで。月曜休み。一般300円、小・中学生150円。同館電話045(663)2424。

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