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日欧の船修繕施設紹介、歴史的乾ドック展/横浜

社会 神奈川新聞  2013年06月21日 23:42

企画展で、ドックヤードガーデンを「英仏折衷式ドック」と紹介する若村教授=横浜市西区の横浜みなと博物館
企画展で、ドックヤードガーデンを「英仏折衷式ドック」と紹介する若村教授=横浜市西区の横浜みなと博物館

船の修繕施設の発展史に着目した企画展「ヨーロッパと日本の歴史的乾ドック展」が22日、横浜市西区の横浜みなと博物館で始まる。7月7日まで。同館と日蘭通商400年記念歴史的造船施設シンポジウム実行委員会の主催。入場無料。

実行委代表で岡山理科大学の若村国夫教授(67)=横須賀市出身=によると、日本で最初の洋式造船所である横須賀造船所は1869(明治2)年に完成。4基の乾ドックの基本設計や築造技術はフランス人技師がもたらした。

フランス式乾ドックは壁の段差が大きく、イギリス式の壁は小さな階段状になっているのが特徴。国の重要文化財「ドックヤードガーデン」(横浜市西区)として開放されている旧横浜船渠(せんきょ)第2号ドックはイギリス人技師H・S・パーマーが基本設計を担当したが、工事の途中で死亡。フランス式技術学校を卒業した日本人技師が継いだため、壁の段差の形状が途中で異なるなど、世界でも珍しい「英仏折衷式ドック」が誕生したという。

展示されるのは日欧の乾ドックの写真を中心に約150点。オランダで昨年発掘復元された木製乾ドックや、ドイツで2隻同時収容の乾ドック遺構なども紹介する。月曜休館。問い合わせは同館電話045(221)0280。

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