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農地復元へ官民連携 鎌倉市と三菱電機が協定、農業振興モデルケース目指す/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年05月15日 12:02

遊休農地の雑草を刈り取る三菱電機社員とその家族=3月16日、鎌倉市関谷(同社提供)
遊休農地の雑草を刈り取る三菱電機社員とその家族=3月16日、鎌倉市関谷(同社提供)

鎌倉市農業委員会による遊休農地の復元事業に、市内に事業所を置く三菱電機(本社・東京都千代田区)が賛同した。2016年3月まで3年かけ、関谷地区の農地約500平方メートルを復元する。市内で官民協働による農業振興のモデルケースを目指す。

三菱は13年度に県内で本格化させる環境保護活動の一環として協力。すでに3月に社員とその家族計約50人が雑草の刈り取りに着手している。市側と4月に正式に協定を結んだ。

社員は雑草の刈り取りから、施肥、耕耘(こううん)、作付け、収穫まで一連の作業を手伝う。土壌が安定する3年をかけて農地を再生させ、地権者に返還する。その後、地権者があらためて作物を育てていく計画だ。

関谷・城廻地区の農業振興地域(約115ヘクタール)内の遊休農地は約4・6ヘクタール(12年度統計)。高齢化と後継者不足で農地を手放す農家が増え、手つかずで荒れている土地は少なくないという。

市農業委は、06年に協議会(内海昌之会長)を設置し、地元農協と復元事業に乗り出した。これまでに手掛けた4区画計約4500平方メートルのうち、3区画計約3500平方メートルを再生させている。

12年度はサツマイモや、トウガンなど計約3千キロを収穫。近隣の小学校や保育園に配布し、食育にも貢献している。

三菱は、この復元事業を手始めに、相模原市での平地林の保全事業や、横浜市周辺の東京湾での海草・アマモ場の再生事業にも協力する予定だ。

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