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路上ライブ出演者が番組、4月からかわさきFM 被災地の支援も計画/川崎

社会 神奈川新聞  2013年05月06日 13:35

川崎市内の路上で歌う女性アーティスト5人をパーソナリティーに起用したラジオ番組が、4月からかわさきFMで始まった。インターネット上の視聴も可能で、地元の音楽情報やイベント情報を発信しつつ、東日本大震災の被災地と「つながる」ことも目的としている。つながった被災地には直接赴き、チャリティーライブで得た義援金を原資に支援活動も行う。

番組を始めたのは、JR川崎駅東口近くの銀座街商店街。同商店街は毎週末、「銀座街バスカーライブ」と銘打った無料路上ライブを主催。「音楽のまち・かわさき」に呼応した取り組みとして、登録アーティストに舞台を提供してきた。

大震災以降、路上ライブはチャリティーの場ともなり、観客からは多額の義援金が寄せられた。初年は福祉団体を通じて約60万円を寄付したが、「何に使われているか分からない」と同商店街の小林一三理事長。2年目からはアーティストが直接被災地を訪問し、「音楽」に関係する支援を行う方式へと改めた。

昨年夏には、福島県いわき市の保育園にアーティストが出向き、楽器をプレゼント。こういった川崎発の取り組みを知ってもらい、さらに多くの支援先を見つけるため、情報番組を始めることにしたという。

番組のパーソナリティーは登録アーティストから選定。有坂ともよさん、飯田舞さん、斉藤麻里さん、松岡里果さん、やもとなおこさんの5人で、毎週2人ずつ担当する。

番組タイトルは松岡さんの楽曲「つながる空」のワンフレーズにちなみ、「銀座街から つながる空 きみに届け」。大空の下、銀座街と被災地を結び付ける願いを込めた。

通常の放送では、川崎のアーティストや商店街の店情報、イベントの告知などを届ける。地元ゆかりのゲストが招かれることもあり、これまでに女子プロレスラーの井上京子さんらが出演した。小林さんは「番組をきっかけに、被災地からライブイベントのリクエストがもらえれば」と期待を寄せる。

パーソナリティーの5人は、被災地の人々を思った歌をともに作る計画を温めている。有坂さんは「ゴスペルを意識したポップス。被災地で、みんな一緒になって歌いたい」と語る。

松岡さんは「震災直後は音楽の無力さを感じた。でも、チャリティーライブでは音楽の意味を再確認できた。人と人とを結び付ける力が音楽にはある。番組と音楽を通じてつながった被災地を元気づけたい」と話していた。

番組は毎週木曜日午後6時からの30分。

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