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窓割り校舎水浸し、容疑で中2女子2人児相送致/小田原

社会 神奈川新聞  2013年05月01日 23:47

小田原市内の市立中学校が相次いで荒らされた事件で、県警少年捜査課と小田原署は1日、市立酒匂中学校の校舎の窓ガラスを割るなどしたとして、建造物侵入と器物損壊の疑いで、いずれも同市に住む13歳の中学2年の女子生徒2人を児童相談所に送致した。また、市立国府津中学校に侵入したとして、建造物侵入の疑いで、同市に住む中学3年の男子生徒(14)を書類送検し、同市に住む中学2年の男子生徒(13)を児童相談所に通告した。

県警は女子生徒2人について、事件の状況などからより悪質と判断し、家裁送致の処遇意見を付けて児相に送致した。

同課の調べによると、女子生徒2人は2月4日午後9時ごろから同11時ごろまでの間、酒匂中に侵入し、非常口ドアの窓ガラス2枚を校庭の整備用具で割り、校舎内で消火器2本を噴射。水道の蛇口を開放して校舎を水浸しにして、照明器具やパソコンなどの機器(被害総額約49万円相当)を壊した、とされる。このほか、机や椅子を校庭に投げ出し、黒板などに落書きをしたという。

同課によると、2人は同じ市立中学校の同級生。いずれも行為を認め、「同じような内容が描かれた漫画を読み、思いついた」と供述している。

同課によると、男子生徒2人は3月8日午後6時ごろ、国府津中に侵入、屋外の水道の蛇口を開き、校庭を水浸しにした。2人は同じ市立中学校の部活の先輩と後輩で、いずれも行為を認め、「酒匂中の事件のまねをした」と話しているという。

同市内では別の中学校でも窓ガラスが割られるなどの被害が発生しているが、今回の4人は関与していないという。

小田原市立中学校が荒らされた事件をめぐり、市内の中学生男女4人が児童相談所に送致されるなどしたことを受け、市教育委員会は1日、記者会見を行った。前田輝男教育長は「大変ショックを受けた。家庭や地域などとこれまで以上に連携し、生徒の健全育成を図りたい」と困惑した表情で述べた。

相次いだ被害の中でも、受験を控えた時期に校舎を水浸しにされ、授業を一時的に取りやめにせざるを得なくなった酒匂中の影響は深刻だった。浜野顕彦校長は中学生の関与について「残念」と漏らし「同じことが繰り返されてはならない」と話した。2日の全校集会で事件の対応を伝えるとともに、生徒が動揺しないようケアに努めるという。

同校の地元で青少年育成活動に取り組む男性は「子どもがこうした行動に走ってしまったことには、地域にも責任がある」と声を落とし、「特効薬はない。地道な活動を重ねていくしかない」と前を向いた。

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