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駅弁の老舗・大船軒「鯵の押寿し」が100周年、手刷りの掛け紙復刻し限定販売へ/鎌倉

社会 神奈川新聞  2013年04月06日 00:25

復刻された掛け紙と100年前の版木
復刻された掛け紙と100年前の版木

駅弁製造の老舗「大船軒」(本社・鎌倉市岡本)の看板商品「鯵(あじ)の押(おし)寿(ず)し」が、発売から100周年を迎えた。当時の手刷りの掛け紙を復刻し、10日から数量限定で記念販売する。

1913年4月に発売された押寿しは、「江の島近海で湧くように捕れた」(同社)という小ぶりのアジをネタにした。リンゴや卵が1銭で売られていた当時、10貫入りで15銭で販売された。「お志すし」の商品名とJR大船駅周辺の名所案内や桜の絵柄を版木で刷った掛け紙で飾られていた。黒と赤の2色刷りで、刷り上がるまで数日を要したという。1、2年ほどこの掛け紙が使われていたようだ。10年後には、印刷機が導入されている。

本社金庫に保管されていた版木で手刷りを再現し、10日から大船駅西口と東京駅の売店で販売する。計600食の限定で1200円。このほかの売店で販売されている押寿しも6月まで、この掛け紙がデザインされたパッケージに一新される。

大船軒は1898年に創業し、ことしで115周年。鯵の押寿しは2種類あり、現在は九州産のアジを本社の工場で調理し、年間計約46万食を販売している。古くは北原白秋や北大路魯山人のほか、松竹大船撮影所に通う俳優も好んだという。井上ひさしさんも、芝居稽古の差し入れにした。

問い合わせは、大船軒電話0467(44)2005。

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現在販売されている「鯵の押寿し」
現在販売されている「鯵の押寿し」

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