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青学大落研が県立相模原公園で定期寄席開催、ファン増へミスマッチな両者の思惑一致/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年04月03日 13:26

初めての「公園寄席」で高座に上がる青山学院大落語研究会のメンバー=相模原市南区の県立相模原公園
初めての「公園寄席」で高座に上がる青山学院大落語研究会のメンバー=相模原市南区の県立相模原公園

青山学院大学落語研究会による寄席が、相模原市南区の県立相模原公園(相模原市南区)で定期的に開かれることになった。落語と公園という一見ミスマッチな両者だが、思惑が一致。「常連さん」を増やそうと、2カ月に1度のペースで開催していきたいという。

3月31日、公園内のシアターホールで行われた1回目の寄席は午前と午後で約250人の大入りだった。古典落語の一つ、「たいこ腹」を演じた文学部3年の入江晃弘さん(20)は「相模原のお客さんは温かい。この寄席を一緒に育てていきたい」と、充実感いっぱいの笑顔を浮かべた。

緑に囲まれた公園で落語に耳を傾ける-。アイデアを発案したのは、落語研究会会長で経営学部3年の豊耀斗(ほう・あきと)さん(21)。地元FM局のエフエムさがみで学生レポーターを務めており、ことし1月に取材で公園を訪ねた際、ひらめいた。

「公園には落語を好みそうな年配者がいっぱいいる。週末には落語を聞いてもらいたい子どもたちも家族と訪れる」

これまで発表の場といえば、東京・渋谷と相模原の両キャンパスで在学生向けに開くか、落語に打ち込む他大学の仲間との交流がほとんど。「身内」以外で腕前を披露する場は数少なかった。豊さんは、一般市民の前に立つ機会が「部員にやりがいと緊張感をもたらし、技術向上にもつながるのではないか」とも考えた。

公園側にとっても願ってもない申し出だった。指定管理者は県公園協会とサカタのタネグループ。熱帯の植物を育てている温室やシアターホールといった施設を有効活用できないか、アイデアを練っている最中だった。

多賀谷理園長(63)は「寄席を見たいというお客さんが集まってくれば、公園のファンも増やせる」と快諾。会場の無償提供を約束し、「若者たちの申し出がうれしい。公園の新たな魅力づくりにつながれば」と期待を込める。

相模原にキャンパスがあるという縁から得られた活躍の場に、豊さんは「目標の場所があることが稽古を頑張る原動力にもなる」と話す。寄席は「青山大相模の会」と銘打ち、2カ月に1度のペースで開いていきたい考えで、5月6日の第2回には、同じく相模原にキャンパスを構える桜美林大学も加わる予定だという。

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