1. ホーム
  2. 経済
  3. 二町谷埋め立て地の評価額が16%減、津波被害への警戒感など響く/三浦

二町谷埋め立て地の評価額が16%減、津波被害への警戒感など響く/三浦

経済 神奈川新聞  2013年03月20日 12:40

三浦市が売却交渉を進める二町谷埋め立て地=三浦市三崎
三浦市が売却交渉を進める二町谷埋め立て地=三浦市三崎

三浦市が売却交渉を進めている二町谷埋め立て地(同市三崎)の土地評価額が、主に東日本大震災の影響で16%落ち込んでいたことが分かった。相模湾沿岸部のため、津波被害への警戒感などが響いた。評価額は造成原価と比べて半減した。

市は三崎港に隣接する埋め立て地6・2ヘクタールのうち、2区画分の4・4ヘクタールについて水産加工関連の企業と売却交渉を進めている。交渉にあたり、昨年9月に不動産鑑定士に評価を依頼。土地を所有していた市土地開発公社を解散した2010年9月の時点から2年が経過し、おおむねマイナス16%の査定を受けた。1平方メートルあたりの鑑定評価額では、6万5千円から5万4600円に落ち込んだ。造成原価を基にした公社解散前までの販売価格10万1千円と比べると、半額程度となっている。

市によると、鑑定士は地理的な近さや漁港に隣接する周辺環境などから、横須賀市の東京湾沿岸部、宮城県塩釜市、静岡県焼津市の準工業地域の公示地価の変動率と比べた。各地で震災の前後でマイナス1・9%から同16・9%の落ち込みがあることなどを踏まえ、「需要者の臨海部不動産へのリスク意識が高まった」と指摘した。査定にあたっては、景気低迷による企業の施設整備意欲の冷え込みも考慮された。

市は「土地価格の下落は率直に受け止めるしかない。塩漬け状態のままにはできないので売却を急ぎたい」としている。

売却交渉では、国土交通省が定めた土地売却の基準に準じて価格がさらに下がり、1平方メートル当たり約4万5千円となる計約20億円を提示した。市は売却を見込み、同額を13年度当初予算案に歳入として計上している。

【】


シェアする