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大岡川水上バイク問題<上> 暴走食い止め事故防げ 自主ルールには限界も

社会 神奈川新聞  2017年04月14日 12:25

Eボートの近くで故意に旋回する水上バイク=2日、横浜市中区の大岡川(松田さん撮影)
Eボートの近くで故意に旋回する水上バイク=2日、横浜市中区の大岡川(松田さん撮影)

 河川での水上バイクの暴走が問題視されている。河川は原則としていつでも自由に利用でき、水上バイクに乗るには免許が必要だが、実際の航行に関しては利用者の自主性に任されているのが実情。さまざまな団体が自主ルールをはじめとした手を打つが限界もあり、行政が規制強化に乗り出す動きもある。

 横浜の桜の名所として知られる大岡川。多くの花見客でにぎわう「大岡川桜まつり」が開かれた2日、8隻ほどの水上バイクが大きな音を立てながら猛スピードでさかのぼった。

 花見客を乗せたボートや屋形船、カヌー、ボードの上に立ってこぐスタンドアップパドルボード(SUP)などが航路を譲り合いながら頻繁に往来している。川幅が狭い上に、左右に曲がりくねり見通しが悪い。どの船も最徐行で航行する中、東京湾から来たと思われる水上バイクは、速度をほとんど落とさぬまま走り抜けた。

 1隻が突然、スロットルを全開にして旋回を始めた。10人乗りの大型カヌー「Eボート」のすぐ近く。幼い子どもたちが乗っているにもかかわらず、腕前を誇示するかのようだった。

 「危ない。ボートが転覆する」。目撃したカメラマンの松田純一さんは、思わず叫んだ。水に落ちればバイクのジェット噴流で命を落とす危険さえある。衝突すればなおさらだ。

 ホッケーマスクで顔を隠したり、小学生ぐらいの娘に操縦させて後部座席で写真を撮ったり。バイク利用者の振る舞いに、松田さんはあぜんとした。

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