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国宝舎利殿守れ 新設の放水銃で訓練 鎌倉・円覚寺

話題 神奈川新聞  2017年04月14日 02:00

地下に設置され、国宝舎利殿に勢いよく放水する放水銃=円覚寺
地下に設置され、国宝舎利殿に勢いよく放水する放水銃=円覚寺

 鎌倉市山ノ内の円覚寺で13日、県内唯一の国宝建造物舎利殿を火災から守る放水訓練が行われた。3年かけて消防設備を更新し、新設した放水銃などを試した。

 修行僧が用具置き場から上がる煙を発見したとの想定で、寺と市消防の関係者約70人が参加。舎利殿に延焼する恐れがあるとして、模擬の文化財を運び出した。

 2014年度から3年間、国や県、市の補助を受けて総事業費約2億円で放水銃や消火栓を新設した。訓練では、放水銃6基のうち4基を稼働して放水の勢いや方向などを確認。地下に設置された放水銃が自動で地上に伸び、舎利殿に向かって約5分間放水した。同寺によると、6基すべてを稼働すると計300トンの水を50分間放出できる。

 同寺の横田南嶺管長(52)は「最先端の消火設備がようやく完成した。年に1度は訓練を重ね、いっそう注意を払って文化財を守りたい」と話した。舎利殿はことしも5月と11月に特別公開される。


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