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MM21に客船施設 市が整備検討、外国船受け入れ態勢強化へ/横浜

経済 神奈川新聞  2013年02月23日 16:07

客船施設を整備する方向で検討されている新港ふ頭9号岸壁=横浜市中区
客船施設を整備する方向で検討されている新港ふ頭9号岸壁=横浜市中区

横浜市は、みなとみらい21(MM21)新港地区に客船施設を整備する方向で検討を始めた。日本寄港が相次いでいる外国客船の誘致策の一環。大さん橋国際客船ターミナルと、超大型客船に対応する大黒ふ頭などとともに、あらゆる客船を横浜港に受け入れる態勢づくりを目指す。

客船施設を整備するのは新港ふ頭(同市中区)の9号岸壁。市によると、岸壁は1917(大正6)年に完成し長さ220メートル、水深7・5メートル。戦前は欧州航路などの発着地として使われ、新港客船ターミナルを備えていた。大さん橋が客船の主要拠点となるとともに新港地区の開発が進んだことで客船の利用がほとんど無くなり、タグボートの係留地となっていた。

大さん橋は最大4隻が同時に着岸できるが、横浜港を主な拠点にしている日本客船もあることから、将来、外国客船の寄港が増えれば対応できなくなる課題があった。

市はまずは9号岸壁の耐震化工事が不可欠と判断。2013年度予算案で、耐震化に向けた概略設計にかかる経費として1500万円を計上した。

今後は岸壁を延長するとともに、新港客船ターミナルに代わる客船施設の新設を検討する。市港湾局は「完成時期は未定だが、『飛鳥2』のような5万トン級の客船が着岸できるようにしたい」との考えだ。

外国客船の船会社は日本人を対象にした日本発着クルーズを積極的に展開し始めている。首都圏の玄関口に当たる横浜港に寄港する動きを進めており、ゴールデンウイークなどの人気の時期は外国客船の寄港予定が年々増加する傾向にある。

横浜港は12年、10年連続で客船寄港数が日本一となった。市は外国客船の誘致を強化するため、13年度予算案に計5100万円を計上した。入港に必要な経費を優遇するほか、大さん橋の乗客検査装置を増強、超大型客船を大黒ふ頭などの貨物用岸壁で受け入れる際の安全対策などの費用を盛り込んだ。

◆新港ふ頭 横浜港初の近代港湾として大正期に完成した。大さん橋とともに客船や貨物船などが発着し、戦前戦後と国際貿易港・横浜の発展に貢献した。保税倉庫として1世紀前に作られ、現在は文化・商業施設として使われている横浜赤レンガ倉庫や、「カップヌードルミュージアム」などの集客施設が充実している。

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