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相模女子大が子育て支援「開かれた大学」目指し/相模原

社会 神奈川新聞  2013年02月17日 11:55

相模原市南区にキャンパスを置く相模女子大学が地域の子育て支援に取り組んでいる。大学の専門的な知を生かし、障害のある子どもたちを持つ親の相談や余暇支援を実施。幼児教育を学ぶ学生たちの経験の場にもなっている。

◆学内で音楽療法

11日、同大の一室。1~11歳のダウン症や自閉症、発達に障害のある子どもたち11人が輪になり、ピアノの伴奏に合わせて打楽器を演奏していた。

輪の中心にいるのは音楽療法士の藤本静江さん。音楽を通して体を動かし、楽しみながら他者と関わる場として、1時間のプログラムを組み立てた。ばらばらに打ち鳴らされていた音が、徐々に同じリズムを刻んでいく。

プログラムに何度か参加した男児(4)は、最初は輪の中に入れなかったが、徐々に集団活動に慣れてきたという。母親(34)=同市南区=は「音楽を通し、皆との一体感を感じているみたい」と話す。

◆学生が寄り添い

子どもたちのそばに寄り添ったのは障害児・者余暇支援ボランティアグループ「どれみんみん♪」の学生たち10人。それぞれが担当の子どもたちを決め、子どものペースに合わせて参加を促した。

代表の吉田華歩さんは保育士を目指して学芸学部子ども教育学科に在籍中。「授業でも子どもと触れ合える機会は限られている。活動を通して、さまざまな子どもたちの特長が分かる」と話す。

「どれみんみん♪」は同学科の学生が中心。事前に「パニックになった場合はどうすればいいか」など子どもたちのプロフィルを把握した上で臨み、終了後は担当教員からアドバイスも受ける。

◆「専門知」を開放

同学科は2008年度に開設された新しい学科だ。開設当初から地域の子育て支援のあり方の検討を進め、10年に子育て支援センターを開設。キャンパス内の空室を相談室に変え、専門教員が相談員となって子育てや進路に関する相談も受けてきた。

同学科の河尾豊司准教授は「学内の子育て支援といえば、職員向けのものが多い。だが、大学が持つ専門知を生かした地域住民への支援があってもいい」と話し、今後も“開かれた大学”を実践していくつもりだ。

問い合わせは子育て支援センター、ファクス042(713)5082。

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