1. ホーム
  2. 経済
  3. 異例の決算発表した東芝 県内関係者の思いは複雑

異例の決算発表した東芝 県内関係者の思いは複雑

経済 神奈川新聞  2017年04月12日 02:00

決算の資料を報道各社の棚に配る広報担当者ら=東京証券取引所
決算の資料を報道各社の棚に配る広報担当者ら=東京証券取引所

 2016年4~12月期連結決算を2度の延期を経て11日に発表した経営再建中の東芝(東京都)。だが実態は、上場企業が通常、監査法人から受ける適正意見が付かず、監査意見自体を「不表明」とする内容で、そもそも債務超過の解消に向けた活路も視界不良のままだ。上場廃止も現実味を増す中、県内企業や出身者の間にも複雑な思いが交錯している。

 「現在の苦境は東芝の製品や技術が悪かったとか、そういう根本の問題ではない。東芝の現場の社員が気の毒に思えてならない」

 そう吐露したのは、東芝本体を含め40年近く東芝グループに勤めた横浜市内の60代男性だ。15年春に発覚した不正会計問題に続き、昨年末に米原子力子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)で巨額損失が明らかになり、事態はみるみる悪化していった。

 男性は「早く立ち直ってほしいと思うが、半導体事業の売却も決まり、もう鉄道システムや昇降機とか社会インフラしか残っていない。東芝で育った優秀な人材や夢を持って入社した若手などが

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら


シェアする