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雪の日の根岸線で乗客が連係し命救う、JRが研修医に感謝状/横浜

社会 神奈川新聞  2013年02月07日 22:47

県内に大雪が降った1月14日、JR根岸線の車内で急病で倒れた男性が、乗客の素早い連係で命を取り留める一幕があった。7日、救助の中心になった済生会横浜市南部病院(同市港南区)の研修医、木川智博(ちひろ)さん(28)に、JR東日本横浜支社が感謝状を贈った。

木川さんによると、1月14日午後5時半ごろ、関内-石川町間で60代の男性が突然、顔からうつぶせに倒れ込んだ。同じ車両に乗っていた木川さんは、休日に山形で友人とスノーボードを楽しんだ帰り道。「男性の倒れ方が、手で顔もかばわず危険だった」ことから異変に気付いた。

男性は心肺停止状態。木川さんは乗り合わせていた看護師と心臓マッサージなどを行いながら、周囲に救急車と乗務員への連絡を頼んだ。いったん緊急停止した電車が石川町駅に到着後、同駅の自動体外式除細動器(AED)などを使ったところ、男性は意識を回復。その後救急搬送された病院で、急性心筋梗塞と診断された。

感謝状を手渡したJR石川町駅の中村明子駅長(47)は当時勤務中で、「木川さんが中心になり、男性が蘇生したことは奇跡に見えた」。大雪のため119番通報がつながりにくく、救急車の到着が遅れるケースもある中、乗客も協力的で、雪でぬれた床を拭くために「成人式の着物に羽織った肩掛けを差し出そうとした女性もいた」という。

男性はすでに退院し、社会復帰できる見込みだという。木川さんは、4月から南部病院で眼科医として勤務する予定で、「救急医療からは遠ざかってしまうが、救命に貢献できたことはうれしい。いろいろな人の協力が結びついた結果だと思う」と笑顔で話していた。

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