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町工場にコマで"活” 県内発の職人の“格闘技”こま対戦が「全国区」に、2月7日パシフィコ横浜で開催/神奈川

社会 神奈川新聞  2013年02月05日 12:06

日本の製造業が培った技術をこまに込めて-。町工場の職人らが自作こま日本一を競う「全日本製造業コマ大戦」が7日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれる。昨年に続き2回目で、参加チーム数は約200と前回の21から大幅に増えた。職人たちが熱い火花を散らす“格闘技”に、主催者は「新たなビジネスにつながるとの期待感もあるのでは」と話している。

こまは直径20ミリ以下であれば材質や重さ、形に制限はない。こまは職人らが自ら手で回して、相手より長く土俵の上で回り続けた方が勝ちとなる。相手のこまを土俵からはじき出すために重心や形状、回転軸をどう工夫するかも勝負の鍵となる。

横浜で開かれた前回の模様がニュースで伝わると、全国の町工場から出場希望が相次いだ。そこで今回は仙台、八王子、博多、新潟、名古屋、岡山、京都の7地区を巡回して地区予選を開催した。

東日本大震災の被災地支援の一環で開かれた仙台場所では宮城県白石工業高校が準優勝するなど高校生も善戦。本戦には各地区の優勝、準優勝チームが出場するほか、敗者復活戦での勝者、そして前回優勝の由紀精密(茅ケ崎市)の計16チームが日本一を目指して競う。

主催するのは県内を中心とした製造業の有志グループ「心技隊」。東日本大震災の影響で製造業の受注が激減した2011年。経営者たちが危機感を募らせるなか、製造業を活性化させようと「コマ大戦」を発案した。

「疲弊しがちな町工場に活気を取り戻したかった」。「心技隊」事務局長で、金属部品を扱う商社「エムエスパートナーズ」(横浜市鶴見区)の伊藤昌良社長は始めたころを振り返る。

「コマ大戦」が全国区となると、こまを通じた交流で新たな商談が生まれるなど町工場に変化が表れ始めた。大会に出場したこまのレプリカを製造販売するなど、下請け時代には夢だった自社商品としてこまを扱うケースが増えているという。「自作こまは自社技術が詰まった絶好のサンプル。新たなビジネスにつなげたい経営者も少なくない」と伊藤さんは話す。

本戦は7日午後2時から、県内最大の工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ2013」で。入場無料。

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