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明治期の貴重な町屋「内野家住宅」保存へ有料公開 維持管理を住民支援/小田原

社会 神奈川新聞  2013年01月14日 11:37

2階の客間を見学する人たち=小田原市板橋の「内野家住宅」
2階の客間を見学する人たち=小田原市板橋の「内野家住宅」

明治期に建てられた貴重な土蔵造りの町屋「内野家住宅」(小田原市板橋)が公開されている。保存・活用に向けて、所有者の負担を軽減しようと地元の支援組織が主催。13日も市内外から訪れる人が絶えず、ボランティアが案内役を引き受けていた。

旧東海道に面する板橋地域は明治期には保養地になり、貴重な歴史的建造物が数多く現存。市は「歴史的風致維持向上計画」の重点区域に設定している。

内野家は3代にわたって醤油(しょうゆ)醸造業を営んだ商家。1903(明治36)年に建設された木造2階建ての住宅兼店舗(延べ床面積約263平方メートル)と、裏手の工場跡が公開されている。

町屋特有の「なまこ壁」だが、出入り口に洋風の石造りのアーチを採用。和洋折衷的外観は、「貴重な建築遺構」とされている。しっかりとした造りは関東大震災にも耐えた。

醤油醸造業は昭和50年代に廃業。こうした歴史的建造物は所有者が維持できずに各地で失われていく中、板橋では手入れなどを地域で支援する取り組みが昨夏から始まった。

そのひとつが有料での公開の試み。1人150円の観覧料を徴収して管理運営費に充てていく。

主催する「板橋まちなみファクトリー」の関係者は「公開は昨年10、11月に次いで3度目になり、来訪者は増えてきた。これまでは不定期だったが、2月は週末に定期公開したい」と話している。

1月の公開は14、19、20日。午前10時~午後3時半。

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明治期に建てられた「内野家住宅」の外観
明治期に建てられた「内野家住宅」の外観

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