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全国高校サッカー:桐光学園、16年ぶり国立切符、土壇場に「真骨頂」/神奈川

スポーツ 神奈川新聞  2013年01月05日 22:52

決勝ゴールを決めた桐光学園・野路(前列右から3人目)を祝福するイレブンと応援団
決勝ゴールを決めた桐光学園・野路(前列右から3人目)を祝福するイレブンと応援団

16大会ぶりの聖地・国立競技場への切符をつかみ取るまで4分を切ったところで、桐光学園はまさかの同点弾を許した。その勢いにのみ込まれてもおかしくなかったが、「チャンスは来る。信じてやらせた」と、佐熊裕和監督(49)は勝機を見ていた。

果たして思いは遂げられる。後半ロスタイム。ロングスローから、FW野路が勝ち越しのゴールネットを揺らした。「一歩足を前に出せるか出せないか。前にいく姿勢を最後まで出せた」。攻守に微塵(みじん)も緩まなかったMF松井は大声援を満足げに浴びた。

劣勢を跳ね返せる強さは、これまでの歩みから生まれている。8強止まりだった全国高校総体後、茨城県内で2度に渡って計10泊の合宿を張った。

午前5時半には起床し、走力強化のためのタイム走からスタート。午後9時までの4部練習を通じて、佐熊監督は心身ともに「一皮、二皮もむけた」という。過酷な夏がJリーグの下部組織や全国の強豪校に対抗する土台を築いた。

プリンスリーグ関東1部での激戦もチームをたくましくした。最終節のロスタイム弾で引き分けに持ち込み、初優勝。プレミアリーグ参入戦では34人が蹴り合う壮絶なPK戦を制するなど、勝負強さを磨いてきた。指揮官は「ぎりぎりのせめぎ合いが、自信になっている」と言った。

DF諸石も「執念、粘り強さ。最後の最後に自分たちの真骨頂が出せた」とうなずく。劇的な勝利で、さらに勢いは加速した。桐光として初の戴冠へ、あと二つ-。

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