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鎌倉の76歳が自作の演歌で全国デビュー/神奈川

社会 神奈川新聞  2012年11月06日 12:15

アコーディオンを担ぐ小林さん=鎌倉市腰越
アコーディオンを担ぐ小林さん=鎌倉市腰越

鎌倉市に住む元県立高校教諭の小林新治朗さん(76)が演歌を作詞作曲し、全国デビューする。タイトルは「薬師恋あかり」。出身地の新潟県にある湯治場を舞台にした若き乙女の淡い恋物語だ。「これからも、郷愁を感じさせるような曲を作っていきたい」と作曲活動に一層熱が入る。

忘れられない 恋いゆえに 逢えぬ淋しさ ひとり酒 薬師湯の香が 肌にしむ

「歌詞も曲調も、正直、ド演歌ですよ」と穏やかに笑う。

小林さんは、大学進学とともに上京し、県立高校の体育教諭になった。

「当時は、高校生が野外活動でキャンプファイアして、みんなで歌ってたんです。いまじゃ信じられないだろうけど、そりゃもう、本当に盛り上がった」

実は、きちんと楽器を習ったことはない。

かつて高校教諭には宿直勤務があり、順番で校舎に泊まっていた。「勤めていた県立川和高校は当時、辺りはまだ山の中で、朝まで楽器の練習をしていても誰にも怒られませんでした」

これまでも、出身地の新潟県田上町へ、ご当地ソングや童謡を贈るなど、40曲ほどを作詞作曲してきたが、全国デビューは今回が初めてだ。

「薬師恋あかり」は3年ほど前に作曲した。自作CDを知人のカラオケ店に置いていたところ、レコード会社、徳間ジャパンコミュニケーションズの関係者の耳に入り、声が掛かった。

「まさか、オファーがくるとは。でも、認められたと実感したら、うれしさが込み上げてきた」

いまも、ぴんと伸びた背筋でアコーディオンを担ぐ。「町おこしや親子のコミュニケーションになるような曲を作っていきたいね」

「薬師恋あかり」を歌う松本あゆみさんの新曲発売記念コンサートは、横浜市鶴見区の区民文化センター(同区鶴見中央1丁目)で12日午後2時(昼の部)と午後6時(夜の部)。

問い合わせは主催のトモ・エンタープライズ電話048(967)0221。

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