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明大農学部黒川農場が10日に初の「収穫祭」、ガイドツアーも/川崎

社会 神奈川新聞  2012年11月05日 21:58

新時代の都市農場を掲げ4月に開場した明治大学農学部の黒川農場(川崎市麻生区黒川、約12ヘクタール)は10日、都市農業の先端的な取り組みや、豊富な生態系などを市民に体験してもらう初の「収穫祭」を開催する。同農場のコンセプトの一つである「市民、企業、行政と連携する農場(地域共生)」の実践で、「農業公園づくり事業」を推進する市と、川崎の都市農業を担っているJAセレサ川崎も3者の連携事業として参加する。

黒川農場は明治大の130周年記念事業の一環として整備。黒川地域に広がる広大な敷地に、農場、校舎、倉庫、温室など計25棟を配置。環境、自然、地域との共生を基本コンセプトに、先端的システムを導入した生産や体験型実習、市民向け講座なども取り組んでいる。

収穫祭では、丘陵の自然の見本といわれ、生物多様性の縮図としての「自然生態園」を初めて一般公開するほか、普段は公開していない「生産・研究エリア」を回るガイドツアーなども予定。また、同農場は周囲の里山から出る間伐材を活用した木質系のバイオマス(生物由来)燃料で施設の暖房の半分程度を賄う計画で、燃料となる木質ペレットの製造過程を通じて、資源循環型の取り組みを紹介する。

市との連携イベントでは、農業と天候の関係について知ってもらう機会を提供。今年5月に降った雹(ひょう)では、市内のナシ生産者124戸のうち96戸が影響を受けており、市は同農場、JAセレサ川崎ふるさとの生活技術指導士の会と連携し、被害を受けた果実を使ってジャムを製造。製造過程の様子をビデオで見ながら、実物を味わってもらう。

市の農業公園づくり事業で、明大黒川農場とともに農業の二大拠点施設に位置づけられるJAセレサ川崎の大型農産直売所「セレサモス」の“出張所”もお目見え。農産物、加工品を販売する。

明大黒川農場の玉置雅彦農場長は「黒川農場は、『農』と『農業』を考える農場を目指しており、地域、環境と共生した取り組みに触れてもらえれば」と話している。問い合わせは、同農場電話044(980)5300。

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