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運動会秋から春へ、2学期制と猛暑影響/神奈川

社会 神奈川新聞  2012年10月16日 00:36

運動会といえばスポーツの秋の風物詩だが、実際には秋(9~10月)よりも春(5~6月)に開催する公立小中学校が都市部を中心に増えている。ことしの川崎市内では小学校全113校のうち、運動会を秋に開いたのは2、3校にとどまった。文化祭など他の学校行事との調整や、厳しい残暑の中での練習による熱中症を防ぐのが目的だ。

川崎市では中学校でも全51校のうち秋開催は約10校、春は約40校だった。市教委は、「学習発表会や文化祭などの行事が連続する秋から春に移行したのではないか。春に比べて天候が不順な秋を避ける傾向もあるだろう」とみる。

横浜市立小学校は、春開催177校に対し秋は168校。中学校は春が102校、秋46校だった。市教委は市が2004年度から2学期制を導入したことを理由に挙げる。「2学期制では4~10月が前期なので、秋に運動会を開くと試験の時期に重なる。おそらく04年ごろから春開催が増えたのではないか」という。

春の運動会を通じて、年度の早いうちからクラスの結束を高めることを狙うケースもある。愛川町では、六つの小学校のうち春開催は2校。「集団行動により児童の人間関係づくりを促すのも、秋から春への移行の要因」(町教委)とみている。

相模原市立中学校では6月に修学旅行などがあるため、全37校が秋開催。小学校でも28校が春、44校が秋と秋開催が主流だが、「最近の9月の暑さは問題。どこの学校も一度は春開催を検討している」と同市教委。全35小学校が秋開催の藤沢市では、練習の際に担任が児童への水分補給をこまめに行うなど健康管理に注意を払っている。

全国でも東京都や関西などで春開催が増えており、“スポーツの春”は定着しそうだ。

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