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ヤマビル被害防止対策に本腰、市が地域と連携/秦野

政治行政 神奈川新聞  2012年08月16日 21:41

秦野市の里山地域でヤマビルの生息域が広がっている問題で、市がヤマビル被害防止対策に本腰を入れている。2012年度の新規事業として予算を計上。市内の観光事業団体と連携してヤマビル駆除活動に取り組んでいるほか、専門家を招いて住民を対象にした研修会も実施している。

市環境保全課によると、市内の丹沢山麓地域(東・北・西・上地区)で、広範囲にヤマビルの生息が確認されている。シカやイノシシが餌を求めて山を下ることなどに伴って、足などに付着してヤマビルの生息域も低地に広がっているという。

市は生息地域の拡大を防止するとともに、ヤマビルによる吸血被害を軽減するため、12年度当初予算で新規のヤマビル対策事業に114万円(うち県補助金38万円)を計上した。

地域住民や観光事業者などが市と協働して取り組むヤマビル駆除活動に対して、市が1団体につき上限10万円の補助をしている。

6月に同市戸川の林道で丹沢山小屋組合による駆除活動が行われ、組合のメンバーや市職員ら約30人が参加した。草刈りや薬剤の散布による駆除のほか、生息数の調査も行われた。

今月4日には市が住民を対象にした研修会を開催。ヤマビル研究の第一人者で全国各地で調査や駆除活動をしている谷重和さんが講師を務め、住民約120人に対しヤマビルの特徴や駆除方法などを説明した。

市は今後、被害に遭わないよう注意喚起する看板を登山道に設置したり、殺処分用の塩を置いたりする対策を進める予定だ。

同課の担当者は「林道などの美化清掃がヤマビル駆除につながるので、今後も地域と連携しながら取り組みを進めていきたい」と話している。

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