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ナベヅル、長期滞在 旅立ち時期に関心 相模原に昨年末飛来

社会 神奈川新聞  2017年03月30日 02:00

相模川に姿を見せたナベヅル=相模原市緑区葉山島周辺(読者提供)
相模川に姿を見せたナベヅル=相模原市緑区葉山島周辺(読者提供)

 相模原市緑区葉山島に、県内では珍しいナベヅルの幼鳥1羽が昨年末から飛来し、写真愛好家の間で旅立ちの時期に関心が高まっている。冬が終わる3月には北へ飛び立つのが一般的で、市立博物館の秋山幸也学芸員は「えさが豊富で居心地が良いのかもしれない」と長期滞在の理由を推測している。

 ナベヅルは体長約1メートル。定期的に現地を訪れている秋山学芸員によると、ナベヅルはシベリア・アムール川流域から飛来し、鹿児島県出水市で越冬するのが通例で、「迷い込んだのだろうが、県内で確認されたのは初めて」と話す。関東地方にはツルの定期的な渡来地はないという。

 相模川の中州で水を浴び、水田でくつろぐ姿が市民の注目の的に。29日も釣りを楽しみながら様子を観察した押田成夫さん(81)=同市緑区寸沢嵐=は「次の目的地は分からないが、ナベヅルファンの夢を乗せて大空を優雅に羽ばたいてもらいたい」と期待する。

 一時のピークを過ぎたものの、最近でも横浜や川崎からも写真愛好家が訪れ、静かに見守っている。


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