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県立相模原公園で“緑のカレンダー”、季節の草花を小瓶に/神奈川

社会 神奈川新聞  2012年07月17日 12:06

展示のために草花摘みを続ける坂本さん(右)と今野さん=相模原市南区の県立相模原公園
展示のために草花摘みを続ける坂本さん(右)と今野さん=相模原市南区の県立相模原公園

机の上に並ぶ数々のガラス瓶に、園内に生育する草花が飾られていた。県立相模原公園(相模原市南区)で4月から始まった“緑のカレンダー”の発案者は、元県職員で同公園パートの坂本政美さん(66)。「目の前にある緑の豊かさにもっと気付いて」。そんな願いが、瓶一つ一つに込められている。

事務所「ナビステーション」に、その時々に園内で見られる草花40~50種が並ぶ。「こんな花も咲いているんだ」「どこで見られるんですか」。来場者の驚きや関心は、坂本さんには「声援」に聞こえる。

23万8千平方メートルある園内を週1回、2時間ほどかけて回る。多い時は70種に上ることもあり、展示に使うガラス瓶が足りず自宅からインスタントコーヒーの空き瓶を持ってくることも。

中学生のころから平塚市に住む。50年ほど前、まだ田畑ばかりだった相模原もよく知っている。都市開発が進む一方で、「今も残る足元の自然の豊かさに気付く機会が減ったのではないか」。かつて県の土木に関する部署で、公園の整備・管理に携わった坂本さんの募る思いが、今回の試みに結びついた。

その思いに共鳴する人も。展示を始めて間もなく、同僚の女性(30)も手伝うように。ハーブに詳しく、頼もしい助っ人になった。

「まずは1年、四季の展示をやり抜きたい」と坂本さん。6月から園内ツアーも始めた。「自然に対する感動や驚きが広がり、緑を大切に考える人が一人でも増えればいい」。そう願い続けている。

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