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ポスター展で世界一、東京工芸大・福島教授が日本人初の快挙/神奈川

社会 神奈川新聞  2012年07月12日 10:48

グランプリの喜びを語る福島教授=厚木市飯山の東京工芸大
グランプリの喜びを語る福島教授=厚木市飯山の東京工芸大

世界5大ポスター展の一つに数えられる「世界ポスタートリエンナーレトヤマ2012」(富山県立近代美術館主催)で、東京工芸大の福島治教授(53)がグランプリを獲得した。日本人としては初めての快挙。53の国・地域から応募があった4622点の頂点に立ち、「自国のポスター展だし、いつかは賞をと思っていた。グランプリはびっくりした」と喜びを語った。

福島教授は広島出身で日本デザイナー学院広島校卒。世界5大展のメキシコ国際ポスタービエンナーレで第1位を獲得するなど国内外で30以上の賞を受けている。神奈川新聞広告賞の審査委員長も務める。同大では2004年から芸術学部デザイン学科で指導、厚木キャンパスでも教えている。

受賞作は、劇団「山の手事情社」の公演「オイディプス王」の宣伝用ポスター。公演はギリシャ悲劇を独自に解釈、現代劇に仕上げたもので、ポスターでは相次ぐ悲劇に見舞われるオイディプス王の苦悩と葛藤を頭蓋骨と、それをかきむしるような手で表現した。

福島教授は初出展の第3回(1991年)からほぼ毎回、入選を続けていた。「賞を取れたことは、これまでのポスター製作が国際的に評価されたということ。これからの自信になる」と最高峰への到達をかみしめる。また、前回(09年)に続いて今回も同大で指導する学生が入選しており、「学生は秘めた個性、可能性に気付いていない。今回トライさせて、自信を持たせることができた。自分の受賞と同じぐらいうれしい」と教育者としての顔も見せた。

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福島教授の受賞作(東京工芸大提供)
福島教授の受賞作(東京工芸大提供)

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