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川崎はとバスツアー登場、臨海部や生田緑地の新施設が追い風に/神奈川

社会 神奈川新聞  2012年07月02日 11:20

川崎市臨海部・浮島にあるメガソーラー
川崎市臨海部・浮島にあるメガソーラー

東京と横浜のはざまに位置し、観光振興で後れを取ってきた川崎に、売り込みを図る絶好の機会がめぐってきた。市内の施設のみを巡る「はとバス」のツアーが今夏、初めて実施されることになったためだ。川崎独自の魅力を発信する場となり、関係者も「画期的な試み」と歓迎。ツアーの成功をてこに、「ゆくゆくは修学旅行誘致にもつなげたい」としている。

ツアーは、臨海部と市北部の生田緑地を巡る内容。(1)メガソーラーを見渡せるかわさきエコ暮らし未来館(2)川崎マリエン(3)最新鋭プラネタリウムを鑑賞できるかわさき宙(そら)と緑の科学館(4)藤子・F・不二雄ミュージアム―の各施設を見学する。はとバスと市、市観光協会の3者でタイアップし、企画を練った。

川崎に関連したはとバスツアーはこれまで、臨海部の工場夜景を眺めるものや、横浜エリアにまたがったものはあった。昼間に市内のスポットだけを巡るコース設定は初めてという。

布石となったのは、工場夜景ツアーだった。2010年4月に始まった同ツアーは毎週土曜日に実施。市によると、開始以降常に定員いっぱいに達する盛況ぶりで、屈指の人気ツアーとして定着したという。

「工場夜景は呼び水でやった」と語るのは、市観光協会の亀山安之観光推進部長。「本当の狙いは昼間に川崎を訪れてもらうこと」とした上で、「どのまちにも誇れるものはあるはず。それをどう“加工”し、PRしていくかだ」とポイントを語る。

ツアーを企画する上でまず着目したのが、臨海部に集積する産業施設だった。生田緑地周辺で、全国的にも話題の新施設が相次いでオープンしたことも追い風となった。市商業観光課は「それらを結びつけることで、市内だけで十分に一日を楽しめるはず」と、川崎ならではのツアー内容に自信を見せる。

さらには羽田空港に近い好条件を生かし、今後は修学旅行誘致も見据える。今夏には北海道や九州など現地の旅行会社の担当者らを対象にプレゼンテーションも行う予定で、同課は「藤子ミュージアムの話をすると反応がいい。産業施設で環境学習が可能なことも強み。今回のツアーは十分モデルケースになり得る」と強調する。

亀山部長は「工場夜景では、全国の旅行会社から問い合わせがある。今回のツアーも実績を積み重ねることで、全国から注目されるきっかけになるはずで、どんどん仕掛けていきたい」と意気込みを語った。

ツアーは7月25日から9月28日までの毎週水・金曜日(8月15、17日を除く)実施。東京駅発着。大人7980円、子ども6980円。問い合わせは、はとバス予約センター電話03(3761)1100。

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川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム屋外にある「はらっぱ」
川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム屋外にある「はらっぱ」

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