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株主総会ピーク:進む“株主配慮”、iPad導入の企業も/神奈川

経済 神奈川新聞  2012年06月27日 12:15

富士ソフトの株主総会で登場した株主投票用のiPad
富士ソフトの株主総会で登場した株主投票用のiPad

県内上場企業の株主総会が今週からピークを迎える。今年の株主総会は、退職した団塊の世代に当たる個人投資家の参加が増えるとみられる。個人投資家を考慮し、各社による開催日の分散化も進んでいる。利便性のよい会場を選ぶ企業も増え、一層の“株主配慮”が進んだ。中には採決にiPad(アイパッド)を導入するなどユニークな企業もあった。

浜銀総合研究所の調べによると、この時期に株主総会を開く県内上場企業は136社。ピークは28日の55社だが、26日は21社、27日は20社が開催予定で昨年よりも分散化が進んでいるという。

開催場所としては、半数近くの企業が自社の会議室などを使っているものの、3割以上がホテルなどを設定。ファンケルは今年から横浜アリーナ(同市港北区)で開いたほか、日産自動車、居酒屋チェーンのコロワイドはパシフィコ横浜・国立大ホール(同市西区)で行った。

日産が26日に開いた株主総会では、昨年を上回る1188人が出席。所要時間は2時間17分だった。

株主からは「欧州危機への対応」や「成長が鈍化している中国での展開は」など、事業展開に対する質問が目立った。「国内の売れ筋ランキングで上位に入る日産車が少ない」など、厳しい指摘もあった。

カルロス・ゴーン社長は株主を前に「2012年度も日産の成長をさらに加速させる体制は整っている。全力を尽くすことをお約束する」と述べた。

一方、25日に東京・秋葉原で開いた富士ソフト。会場では出席株主にiPadを配布し、議案の採決では画面上の選択ボタンを押してもらう仕組みを導入した。拍手による採決と比べ、正確な投票結果を知ることができるという。システムは自社開発。「株主の方に当社の技術力に触れていただきたい狙いもある」(同社)としている。

浜銀総研の新滝健一・主任研究員は「県内企業に関しては、今年の株主総会は、今のところ大きな株主提案もなく比較的穏やかなのでは」とみている。

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