1. ホーム
  2. 政治行政
  3. 議会が旅費予算案否決、町長が米姉妹都市式典に出席できず/大磯

議会が旅費予算案否決、町長が米姉妹都市式典に出席できず/大磯

政治行政 神奈川新聞  2012年06月14日 00:44

姉妹都市提携30周年で強い招待を受けたにもかかわらず、議会が旅費の補正予算案を否決したため、大磯町の中崎久雄町長が米国ウィスコンシン州ラシン市での記念式典に出席できないことになった。友好交流に携わってきた関係者は「ラシン市に失礼で申し訳ない」と町、議会の双方に憤っている。

町長の訪問計画は8月2~9日。町姉妹都市協会の役員5人がラシン市とオハイオ州デイトン市を訪問するのに同行する内容。ラシン市長からは宿泊費負担で招待があった。

ただ、当初予算は財政難を理由に町長とともに協会役員の訪問も事業化せず、協会役員は自費訪問。町長も自費訪問が念頭にあった。だが、「公務を自費で行うと公職選挙法抵触の恐れがある」との懸念が浮上。町長分の旅費の一般会計補正予算案提案となった。

しかし町議会第2回定例会は13日の本会議で、旅費42万6千円の予算案を賛成5、反対8で否決。「当初予算で議長や随行も訪問する事業で行うべき。補正予算での提案はおかしい」「財政難の中で訪問は不要」などとした。

一方、一部議員からは「町長対議会の論理だけで判断された」との指摘も出た。

ラシン市からは東日本大震災の際、市民数百人から日本と大磯を激励する寄せ書きが届けられたほか、同市の高校生から大震災への義援金も寄せられた。大磯町の高校生63人が同市にホームステイもしてきた。

協会の新宅文雄会長は「ラシン市の好意、善意を無視する結果で残念。町に不手際があったにせよ、議会は町長を出席させ、直接感謝の気持ちを伝えさせるべきだった」と嘆く。

中崎町長は「今後機会をつくり必ず訪問を実現したい」としている。

【】


シェアする