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地域で活動多彩、全盲アコーディオン奏者・熊坂栄弥さん/秦野

社会 神奈川新聞  2012年04月03日 22:31

伊勢原市東大竹在住で全盲のアコーディオン奏者熊坂栄弥(てるや)さん(34)が、地域の祭りや高齢者福祉施設などで演奏する活動を続けている。熊坂さんは秦野市出身。生後間もなく小児がんの疑いで右目を摘出し、光を失った。7歳からピアノを始め、ジャズやブルースに親しんだ。

アコーディオンとの出合いは県立平塚盲学校を卒業する22歳のころ。「高い音とベースの低い音を同時に組み合わせて弾くのが楽しい」と楽器の魅力に取りつかれ、高齢者福祉施設や幼稚園、小学校などを回る活動をスタートした。

楽譜を読むことができないため、曲を何度も聴いてメロディーを記憶する。今では演歌や童謡、ポップスまでレパートリーは数百曲に上る。欧州旅行で感じた情熱的な雰囲気を曲にするなど、作曲活動も手掛ける。

地域のイベントも含め年間約50回の公演をこなす。昨年9月には伊勢原市内で開かれた社会福祉コンサートに出演し、作曲家の平尾昌晃さんとの共演も果たした。「みんなに元気になってほしくて演奏しています。東日本大震災から1年がすぎて、もっとたくさんの人を演奏で元気づけたい」

7日に秦野市寺山のそば店「石庄庵」で開催される「桜祭り野外落語&チャリティーコンサート」に出演予定。午前11時からで、前売り券は1人千円。問い合わせは、石庄庵電話0463(82)1222。

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