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翡翠に見る縄文時代 講演で普及過程を紹介 31日まで遺跡展

カルチャー 神奈川新聞  2017年03月20日 02:00

遺跡展で展示しているヒスイの飾り
遺跡展で展示しているヒスイの飾り

 歴史講演会「縄文時代の厚木」が19日、厚木北公民館(厚木市元町)で開かれ、考古学ファンら約80人が参加した。同市教育委員会の主催。

 講演会は、近くの市郷土資料館で開催中の「あつぎ遺跡展」の関連行事として開催。玉川文化財研究所の坪田弘子さんが「縄文時代の玉文化とヒスイ大珠の交易」、県教委の谷口肇さんが「縄文時代晩期の厚木周辺」と題して講演した。

 2015年度、市内の三田林根遺跡で出土した翡翠(ひすい)製の飾りについて、坪田さんは「縄文中期に爆発的に流行したが、翡翠の産地は極めて限定されており、新潟県の糸魚川地域から交易によってもたらされた。貴重な装身具で地域の有力リーダーの地位を表している」と説明した。

 谷口さんは市内の縄文晩期の遺跡が5カ所しか見つかっていない現状に「少ないという印象だ。県内の拠点遺跡は5~10キロおきに分布しているので、未発見の遺跡が眠っているのではないか」と指摘した。

 遺跡展は約1万5千~約2300年前の縄文時代の市内の様子を土器類などの出土品約200点や発掘調査パネルで紹介している。31日まで入場無料。


ヒスイ製品の普及過程などを紹介した講演会=厚木市元町
ヒスイ製品の普及過程などを紹介した講演会=厚木市元町

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