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命を救う現場とは 特救隊元隊長が横浜で講演

社会 神奈川新聞  2017年03月19日 02:00

特殊救難隊の活動を市民ら111人に紹介した元隊長の寺島さん=横浜市西区
特殊救難隊の活動を市民ら111人に紹介した元隊長の寺島さん=横浜市西区

 海難救助の最前線で活動する海上保安庁特殊救難隊(特救隊)の元隊長によるスペシャルトークが18日、横浜市西区で開かれ、現場での過酷な経験や厳しい訓練の様子を市民ら111人が聴き入った。横浜みなと博物館(同市西区)の企画展「海難と救助-信仰からSOSへ-」の関連行事として同館が催した。

 講演したのは、第3管区海上保安本部(横浜)総務課の寺島龍也さん(43)=横須賀市出身。1999年から合わせて10年間特救隊に在籍し160人を救助。2008年から11年まで隊長を務めた。

 寺島さんは、紀伊半島沖の熊野灘でしけに遭い、船体が二つに割れた大型貨物船の座礁事故に出動した様子を動画で紹介。悪天候の中、乗組員を海保ヘリでつり上げて救助するとともに、後日、沈んだ船首部分に潜って行方不明者を捜したと振り返った。

 横浜海上防災基地(横浜市中区)での潜水プール訓練や東京湾・第2海堡(かいほう)での消火訓練など、絶えず過酷な訓練を積んでいると強調。「次の海難では何をすれば救助できるか。常に考えながら訓練をして備えている」と語った。

 海上保安官約1万3千人のうち、特救隊は6隊36人で構成。創立41年で2600人を救助したが、殉職者ゼロを更新している。


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