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「幻の江戸城」探訪でグランプリ 川崎市立商業高が道灌伝説取材

話題 神奈川新聞  2017年03月18日 18:13

映像コンテストでグランプリに選ばれた河田さん(右)と三輪さん=川崎市立商業高
映像コンテストでグランプリに選ばれた河田さん(右)と三輪さん=川崎市立商業高

 2月に行われた川崎市教育委員会主催の映像コンテスト「わが町かわさき映像創作展」で、全27作品の中から市立商業高校(幸区)放送委員会の作品がグランプリに選ばれた。テーマは「幻の江戸城」で、同区に残る太田道灌の築城伝説を紹介。伝説にちなんだ地域の活動まで丹念に取材を重ねた点が評価された。
 
 伝説の舞台は、夢見ケ崎動物公園などがある幸区の標高約35メートルの丘で、通称「加瀬山」。作品では、同所にある神社「天照皇大神」を取材した。

 加瀬山に城を建てようと考えた室町時代の武将・太田道灌が、ワシにかぶとを取られる夢を見たことで築城を断念したという逸話を、宮司が解説。「道灌の夢見が良かったら、ここは江戸城になっていた」と話す姿を映し出している。

 地域での伝承も調べた。街の活性化につなげようと、太田道灌にちなんだ祭りを開催している地元の商店街や、郷土のかるたを作っている団体を取材。インタビュー映像やイベントの写真などを使い、活動の様子を分かりやすく紹介している。地元の小学生が運動会で踊る、伝説が歌詞となった「夢見ケ崎音頭」も取り上げた。

 制作したのは、ともに1年生で16歳の河田莉奈さんと三輪紀佳さん。河田さんは中学時代、市内の放送部員などが集まる大会のアナウンス部門で優勝した経験もあり、作品のナレーションを担当した。取材は2人で行い、家でも趣味で映像編集をしている三輪さんがテロップなどを盛り込んだ。1カ月かけて制作し、約8分の作品に仕上げた。

 河田さんは「最初に台本を作ったが、取材に合わせて構成を変えたので大変だった。見る人がイメージしやすいよう、加瀬山に城を合成させた映像づくりにもこだわった」と振り返る。三輪さんも「2人とも地元出身だが、地域をさらに知ることができてよかった。大会でグランプリを取るのは初めてでうれしい。また作品を作りたい」と意欲を見せた。

 映像閲覧の問い合わせは、市視聴覚センターTEL044(844)3636。


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