1. ホーム
  2. 社会
  3. 給食室の衛生点検怠る、市立小・特別支援校の4分の1が取り決め守らず/横浜

給食室の衛生点検怠る、市立小・特別支援校の4分の1が取り決め守らず/横浜

社会 神奈川新聞  2012年03月16日 00:44

横浜市の市立小学校と特別支援学校で2010年度、義務付けられている年11回の給食室の衛生点検を約4分の1が怠っていたことが15日、分かった。市教育委員会から委嘱を受けた学校薬剤師が、法で定められた年3回の点検は行ったものの、市と独自に取り決めていた年11回について守っていなかったという。市教委は「学校に任せきりだったことは反省している。今後は指導を徹底したい」と話している。

市教委によると、学校薬剤師は市の非常勤職員で年間報酬は1校当たり約26万円。学校保健安全法などで定期的にプールの水質検査や飲料水の衛生管理を行うよう定められているほか、市との取り決めで、夏休みの8月を除いた毎月1回、給食室の衛生点検が職務となっている。

原則、1人1校の受け持ちだが、中には1人で4校受け持つケースもある。市立学校計512校に対し407人の学校薬剤師がいる。

市教委によると、点検が必要な給食室のある市立小学校と特別支援学校は10年度で計351校。そのうち市との取り決めを守り、点検日数が年11日以上だったのは260校で、残り91校は年10日以下。年3日しかしていない学校も5校あった。

取り決めが守られていなかった要因について、市教委は「学校薬剤師が体調不良や、本業の薬局勤務が忙しかったことなどの理由が考えられる」と釈明。これに対し、市会からは批判の声が出ている。

太田正孝市議(無所属)は「職務怠慢は許されない。市教委の監督責任も重い」と指摘する。

市教委は改善策として近く、学校薬剤師会と協定書を交わし、業務内容と来校回数を明確化する方針。

「衛生管理の面では栄養士などが毎日点検しているので問題ないが、学校薬剤師による点検がなされていなかったのは問題。再発防止に努めたい」と話している。

【】


シェアする