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大涌谷の緊急時対策にめど ロープウェイ平時運転へ

社会 神奈川新聞  2017年03月18日 10:40

4月1日から営業時間が延長する箱根ロープウェイ=箱根町
4月1日から営業時間が延長する箱根ロープウェイ=箱根町

 箱根町の山口昇士町長は17日、箱根山・大涌谷の防災対応について「平時における対応にシフトしつつある」との認識を示した。大涌谷園地に国内外から多くの観光客が訪れている現状についても「従前のにぎわい」と評価し、緊急時の防災対策に一定のめどが立ったとの考えをのぞかせた。

 大涌谷の防災対応を巡っては2016年度、監視所の設置、監視責任者や監視員の配置、火山ガスデータの一元化などを実施。現在の立ち入り規制などは維持しつつ、園地内駐車場に起因する渋滞対策などに力を入れていく方針だ。

 山口町長は同日の町議会本会議で「安全に観光できるよう官民一体で検討していきたい」と述べた。

 折しもこの日、箱根ロープウェイが、運転時間を4月から最大1時間延長すると発表した。火山活動の活発化が始まった15年春以前は、冬季など一部期間を除き午後5時15分まで運転していたが、大涌谷の立ち入り規制時間に合わせて3~11月は同5時までと、ほぼ平時の運転時間となる。

 同社では大涌谷駅舎や複数のゴンドラに火山ガス濃度の測定器を設置するなどの対策を進めてきた。昨年7月の全線再開(現在は早雲山-大涌谷間は工事のため運休中)から今月13日までに、駅舎での二酸化硫黄の濃度が運転見合わせとなる規制値0・2ppm以上を計測したことが10回あったが、体調不良者は出ていないという。


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