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「街コン」潜入ルポ、初開催の川崎で男性記者が“惨敗”/神奈川

社会 神奈川新聞  2012年03月04日 12:12

地域活性化と若者の交流の場創出を兼ねた、はやりの「街コン」。この大規模な合コンに、独身男の記者(31)も申し込んだ。足を向けたのは、川崎市高津区溝口の駅周辺にある複数の飲食店を舞台にして行われた2月中旬のイベント。酒と料理を楽しみながら、出会いを求める約400人の男女が集まった。婚活中の自分にもチャンスは巡ってくるのか―。はやる気持ちを抑え、ダイニングバーの扉を開いた。

いるいる。立食形式の店の中に24人の男女が。20代もいれば30代もいるようだ。参加した「川崎街コン ノクチコン@溝の口」は、同性2人が一組になって申し込む決まり。合コン仲間で大学時代からの友人(32)と、勇ましく店内に乗り込んだ。

午後2時。「乾杯」の音頭とともに早速、隣の女性2人組に声を掛ける。ともに23歳のシステムエンジニアという。「ちょっと若いかな」と思いながらも、猫の話題で盛り上がった。と思っていた。飲み物を取りにいったまま、女性陣は戻ってこなかった。

いちいち落ち込んではいられない。気分を変えようと、店を移ることに。今回の街コンは、指定された1軒目以降、参加証代わりのリストバンドを見せれば計11店舗を自由に行き来できる仕組み。だが、満席だったり、女性の数が少なかったり。寒空の下、30分ほどさまよい歩いた経験も良い思い出か。

3軒目に入ったイタリアンレストランは居心地が良さそうに見えた。ここで話し掛けた女性は、カード会社に勤める30代の2人組。30歳の女性は「料理が得意」とアピール。自分と年齢も近い。何の根拠もなく期待は高まる。この後の予定を聞くと、「地元で友人たちと女子会」という。

ここで「残り時間10分です」と非情のアナウンス。たぐり寄せた細い糸を断ち切るまいと、連絡先の交換を持ち掛け、電話番号とメールアドレスを教えてもらった。「よっしゃ」

終了時間となった午後5時。意気投合して街中に繰り出すグループもあれば、帰路に就く面々も。自分はといえば、ゲットした女性の連絡先を頼りに、今後の展開に備えた。

思えば、幾度も参加してきた合コンの“戦績”は思わしくなかった。男友達も徐々に身を固め始めている。次こそ自分が、との思いは募る。

その晩、30歳の女性にメールを送った。だが、携帯電話の画面には「送信エラー」の表示。アドレスを聞き間違えたのか、それとも―。再び街コンの舞台に立つか、まだ決心はついていない。

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