無病息災、安全願い 秦野の子どもらが「あくまっぱらい」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

無病息災、安全願い 秦野の子どもらが「あくまっぱらい」

子どもたちが家々を回った「あくまっぱらい」=秦野市堀西

 秦野市内で江戸時代から続く小正月の伝統行事「あくまっぱらい」が12日、同市西地区の堀西であった。地元の子どもたちが天津神社を出発して民家約200軒を回り、無病息災と家内安全を祈った。

 幼稚園児から小学6年生までの男女25人が参加。太鼓と鈴のにぎやかな音を響かせながら、地域に伝わる獅子頭をかぶって家々を巡った。子どもたちは家の前を塩で清めた後、鈴を鳴らし「あくまっぱらい、あくまっぱらい」と元気よく唱えた。その後、獅子頭で住民の頭にかみつくなどすると、住民からお小遣いをもらった。

 市生涯学習文化振興課によると、あくまっぱらいはかつて市内の西部、南部、北部で広く行われていたが、少子化などで多くは途絶えたという。現在は市内の北地区、上地区でも継がれており、13日は上地区の菖蒲である。

 子どもたちと一緒に回った波多川(はたがわ)子ども会会長の清水敬史さん(37)は「行う地区が少ない中、毎年の行事を継承していってほしい」と期待する。参加した市立西小6年の井上苺衣(まい)さん(12)は「いろんな家を回って『あくまっぱらい』と言い、みんなで話しながら歩くのが楽しい。もっと参加する人が増えてほしい」と話していた。

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