少女27人、伝統の舞学ぶ 15日に三浦のチャッキラコ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

少女27人、伝統の舞学ぶ 15日に三浦のチャッキラコ

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2019/01/11 11:27 更新:2019/01/11 15:44
 三浦市三崎の仲崎、花暮地区に約300年前から伝わる小正月の行事チャッキラコが15日、海南神社などで奉納される。2009年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に県内で唯一、登録されて10年。今年も晴れ着姿の少女たちが大漁や商売繁盛を祈願し、港町で華麗に舞う。本番を控え、踊り手たちが練習に励んでいる。

 チャッキラコは毎年1月15日に奉納される、女性だけの民俗芸能。音頭取りの成人女性の唄に合わせ、着飾った少女たちが鈴と飾りを付けた「チャッキラコ」と呼ばれる綾(あや)竹や扇を使い、舞う。

 無形文化遺産に登録されるまで、踊り手はOGの子どもらを中心に例年20人弱だったが、登録を機に関心を持つ保護者や子どもが増え、近年は20人台後半で推移し、安定して確保できるようになったという。

 今年は園児から小学6年生まで27人が出演する。「優雅に、ゆっくり」。7日から毎晩、仲崎会館に集まり、音頭取りらから指導を受けながら、全員で動きを合わせて踊れるよう練習を重ねている。

 今回が最後の出演となる小学6年の白石妃心花(ひみか)さん(12)は「みんなをまとめ、下の子たちの手本になりたい」と最年長としての自覚を口にし、初めて参加する惣田莉帆ちゃん(5)は「頑張って上手に踊りたい」と意気込んだ。

 「ちゃっきらこ保存会」の木村信英会長(70)は「一生懸命踊る子どもたちの姿を見てほしい。先人たちがつないできた文化を次の時代にも伝えていきたい」と話している。

 当日は、綾竹を打ち鳴らす「チャッキラコ」、扇を使う「はついせ」や「よささ節」など6演目を踊る。午前10時から始まり、海南神社などで奉納後、民家や商店でも披露する。

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