小田原で住宅火災、3人死亡|カナロコ|神奈川新聞ニュース

小田原で住宅火災、3人死亡

火災が発生した現場=9日午前8時、小田原市清水新田

 9日午前4時50分ごろ、小田原市清水新田の住宅から火が出ていると、近所の住民から110番通報があった。小田原署や同市消防本部によると、木造2階建て住宅約120平方メートルを全焼し、1階の焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかったほか、2階から救出された女性1人の死亡も確認された。

 署によると、この住宅には1階に女性(76)とその長男(51)の2人、2階の貸部屋には知人同士の女性3人が暮らしていたとみられる。女性と長男、2階に住む女性(59)と連絡が取れておらず、署は遺体の身元などを調べている。

 署によると、2階にいた86歳と60歳の住人女性は自力で脱出し、病院に搬送されたが軽傷という。

 署は1階から出火した可能性が高いとみて調べている。火は約3時間半後に消し止められたが、隣接する住宅とアパート各1棟の一部を焼いた。

 現場は小田急線蛍田駅の西約1キロの住宅街。

 「真っ赤な火柱が10メートル以上の高さまで上がった。辺りは真っ黒な煙に包まれていた」。午前5時ごろ、付近を歩いていた鉄筋工事会社社長の男性(56)は声を震わせた。

 近くに住む自治会役員の男性は爆発音を聞いて外に出て、消火器を住宅の玄関先に向けて噴射したが「玄関や1階の部屋の窓が割れ、火が勢いよく出てきて、全然間に合わなかった」。近隣住民と避難し、外から「逃げろ」などと声を掛けたが「応答はなかった」と話した。

 連絡が取れていない女性について、近所の60代女性は「ボランティア活動に力を入れていて、活発で元気なお母さんという印象」。別の女性(85)は「前日に会って元気な姿を見たばかり。本当にびっくり」と安否を気遣っていた。

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