ドキドキ、縄文の町 土器や遺跡…歴史ロマンでPR JR寒川駅前に展示コーナー|カナロコ|神奈川新聞ニュース

ドキドキ、縄文の町 土器や遺跡…歴史ロマンでPR JR寒川駅前に展示コーナー

一回り小さい「釣手土器」複製品。実際にさわることができる

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 全国屈指の縄文集落跡のある町として寒川をアピールしようと、町の重要文化財「釣手(つりて)土器」を中心にした展示コーナーが、JR寒川駅前に誕生した。並んだ土器類はいずれも町内の岡田遺跡で発掘された本物で、「寒川を訪れた人に見てもらいたい」と町観光協会、商工会、町教育委員会が協働して実現。縄文ロマンの町をアピールしていく。 

 展示場所は、観光協会事務所も入るビル1階のジェイコム湘南寒川ショールーム。土器13点と土偶2点がガラスケースに収められている。

 もともとは町文化財学習センター(同町一之宮)で展示・保管されていたものだったが、以前から商工会と観光協会では「縄文」をテーマにした町おこしを模索。今年4月に同センターの見学が原則予約制になり来場者が減ったことから「多くの人の目に触れる場所」への出土品移動に町教委が前向きになり、「ドキドキ縄文土器展示会~寒川の原点をたずねて」と名付けた展示コーナーを10月にオープンした。

 展示の主役、ケース最上段でライトアップされているのは、浅い鉢に独特の取っ手が付いた釣手土器。縄文時代中期に関東を中心に出土し、祭事用のランプや防虫香炉ではないかという説もある。

 どの遺跡からも出るものではなく、出土したとしても1遺跡に一つのことが多いが、寒川・岡田遺跡からは破片3点、ほぼ完全な形のものも2点見つかった。特に町文化財となったものは仮面のようなユニークな造形が異彩を放つ。

 この土器をアレンジした同センターのキャラクター「つりてくん」が活躍中だが、今回新たに釣手土器のイラストに「JOMON SAMUKAWA」の文字を配したポロシャツ、Tシャツを商工会が作製。展示コーナー横で販売している。

 また商工会縄文委員会が作った釣手土器の複製品が参考展示され、自由に手に取ることができる。「一回り小さいですが、歴史の重みを感じながらいろいろな角度からじっくり見て楽しめます」と観光協会はPRに余念がない。

 展示コーナーは水曜休み。問い合わせは観光協会電話0467(75)9051。

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