夢は横浜スタジアム 番組MCにも挑戦中|カナロコ|神奈川新聞ニュース

夢は横浜スタジアム 番組MCにも挑戦中

北村匠海さん

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【KーPerson】北村匠海


 2017年の映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」でその演技が注目され、「第41回日本アカデミー賞」の新人俳優賞に輝いた。男性4人組の人気ダンスロックバンド「DISH//」では、ボーカルとギターを担当。日本武道館で4年連続の元日ライブを開催するなど、マルチな才能を開花させている。

 9歳の時にスカウトされ、芸能界デビュー。映画を中心に出演し、主人公らの幼少期役を演じる機会が多かった。「ほそぼそと芝居を続けてきた結果が今、ようやく成果につながったと感じています」と笑顔を見せる。

 フジテレビで放送されたドラマ「隣の家族は青く見える」では、同性同士のカップルを演じ、今まで演じたことがない役柄にも果敢に挑んだ。

 「自分のイメージを固定したくないんです。『君膵』に出て、たくさんの方に北村匠海の存在を知ってもらえたけれど、“過去”の自分に負けたくない。『自分に勝つ』がモットーで、これからもさまざまな役に挑戦したい」と目を輝かせる。

 街行く人などの“人間観察”が好きだ。「他人の人生を生きられることが役者の醍醐味(だいごみ)」と語る。歩き方や、本や音楽の好みなど、台本を読んで人物の想像を膨らませる。「分析することが昔から好きだからこそ、役者の仕事も好きなんです」

 「DISH//」の活動にも力を入れ、tvkの音楽情報バラエティー番組「関内デビル」(月~金曜午後11時半~午前0時)に、メンバーらとともにレギュラー出演している。

 番組では、関内にある架空の飲食店「喫茶デビル」のアルバイト店員の設定で、他のメンバーと交互に登場。tvkのディレクター・大場英治や、女優の加村真美とともにMCとして活躍している。

 番組MCは初挑戦。「独特の緩さがあって、収録は毎回楽しいです」。さまざまなゲストを迎え、音楽談議に花を咲かせている。「加山雄三さんがゲストで来られた時は、日本の音楽史に残る伝説の方にお会いできて、不思議な気持ちでした」と、ミュージシャンとしても刺激を受けている。

 tvkのある関内に足を運ぶたびに、心に刻むことがある。「いつか、横浜スタジアムでライブをするのが夢です」。マルチな才能に磨きをかけ、高みを目指し続ける。

きたむら・たくみ 1997年生まれ。東京都出身。ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル&ギター。俳優としても活躍し、映画「OVER DRIVE」が6月1日に公開予定。出演する映画「春待つ僕ら」も冬に公開予定。


記者の一言
 北村さんの尊敬するアーティストは、「RADWIMPS」のボーカル・野田洋次郎さんだ。「先日、プライベートで野田さんにお会いする機会があって、『RAD』の曲を一緒に歌ってもらえてとても感動しました」と笑う。横浜スタジアムでのライブを目指したのは、「関内デビル」に出演する前から。「青空や、夕焼けの下で演奏できる環境がすごく好き。武道館の次は、野外最大規模のハマスタにいつか立ちたいです」。歌声も魅力的な北村さん。横浜の空高く、声が響き渡るのが楽しみだ。

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