ツクイが高校生受け入れ 介護のやりがい発見 |カナロコ|神奈川新聞ニュース

ツクイが高校生受け入れ 介護のやりがい発見 

 介護現場の働き手不足が深刻な課題となる中、介護大手のツクイ(横浜市港南区)は3月から、介護現場で高校生のアルバイトを受け入れるプロジェクト「介護のミライ~高校生バイトプロジェクト~」を始める。現場の生産性向上と業務集中などによる離職防止が狙い。これまでに市内や兵庫県など3カ所の介護施設で試験運用を行っており、今後、全国で順次、募集を始める。

 同プロジェクトは、リクルートジョブズ(東京都)と協力して実施。高校生バイトは、介護の経験や資格がなくても行えるレクリエーションサポートや清掃、洗濯、食事準備などの周辺業務を担う。全国で年間、100人程度の採用を目指すという。

 仕事の洗い出しは、アルバイトに詳しいリクルートジョブズが担当した。バイトにはそれぞれに育成担当者が付き、入社時研修のほか、定期的に専門職研修も実施。経験がなくても、安心して働ける環境を整えるという。

 介護業界では、高齢化に伴いサービス利用者が増加する一方、働き手は不足している。プロジェクトは人材の裾野を高校生に広げることで、業務過多によるスタッフの負担軽減を図るとともに、「きつい、難しい、特殊」といった若年層の介護業界へのイメージを払拭(ふっしょく)する狙いがある。

 昨年9月からの試験運用では、バイトから「人のために働く楽しさが介護にあると実感した」「とてもやりがいを感じている」との声が寄せられたという。施設側でも、入所者の孫のような世代が働くことで「雰囲気が明るくなった」と評判は上々だった。ツクイは「プロジェクトを通じて介護業界への若い世代のイメージを変えることで、介護の仕事の新しい価値を一緒につくりたい」と話している。

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